
みなさん、広島県の尾道(おのみち)には行かれたことはありますか?
坂の街、猫の街、そして映画の街……。どこか懐かしくて、初めて来たのに「ただいま」と言いたくなるような、不思議な魅力を持つ街ですよね。
今日は、そんな尾道の風景に溶け込むように佇む、本当に特別な旅館をご紹介したいと思います。
その名は、「竹村家本館(たけむらけほんかん)」。
創業はなんと明治35年(1902年)。
なんと100年以上の歴史を持つこのお宿は、門・塀・建物のすべてが「国の登録有形文化財」に指定されているという、まさに「泊まれる文化遺産」なんです。
「文化財に泊まるなんて、ちょっと敷居が高そう……」
「古すぎて不便なんじゃない?」
そう思った方にこそ読んでほしい、歴史の重みと人の温かさが交差する、竹村家本館の魅力をお届けします。
- ⏳ 1. 足を踏み入れた瞬間、明治・大正へタイムトリップ
- 🌊 2. 客室の窓を開ければ、そこはすぐ「瀬戸内の海」
- 🥢 3. 創業100余年の誇り。瀬戸内の恵みをいただく「懐石料理」
- 📻 4. 不便ささえも愛おしい、レトロな体験
- 『竹村家本館』宿泊予約
- マツコの知らない世界【竹村家本館】紹介
- 🎒 まとめ:尾道で「本物」に触れる旅を
⏳ 1. 足を踏み入れた瞬間、明治・大正へタイムトリップ
尾道の海沿いの道を歩いていると、ふと現れる趣のある門構え。それが竹村家本館への入り口です。
住所:広島県尾道市久保3‐14‐1
アクセス
在来線尾道駅下車、タクシーで5分。新幹線・新尾道駅下車、タクシーで10分。尾道インターから20分
まず驚くのは、その佇まい。
数寄屋(すきや)風の門をくぐると、そこには現代の喧騒を忘れさせてくれる静寂が広がっています。
🏛️ 「登録有形文化財」ってどういうこと?
少しだけ真面目なお話をすると、この宿の最大の特徴は、なんといっても建物全体が文化財であること。
これは単に「古い」ということではありません。明治、大正、昭和と、それぞれの時代の職人さんたちが魂を込めて造り上げ、それを歴代の当主たちが大切に守り抜いてきた「生きた歴史」そのものなんです。
ピカピカの新しいホテルにはない、柱の傷一つひとつや、飴色に輝く廊下の床板。
それらすべてが、ここで過ごした旅人たちの物語を記憶しているようで、なんだか胸が熱くなります。
🌊 2. 客室の窓を開ければ、そこはすぐ「瀬戸内の海」
竹村家本館のもう一つの大きな魅力。それは海との近さです。
通されたお部屋に入り、木枠の窓をガラガラと開けると……。
目の前には穏やかな瀬戸内海(尾道水道)が広がります。

「近い!」と思わず声が出てしまうほどの距離感。
波の音というよりは、水面が揺れる優しい音が、BGMのように心地よく響きます。
🎬 映画のワンシーンのような空間
お部屋の造りは、純和風。
掛け軸やお花が生けられた床の間、広縁(ひろえん)にある椅子とテーブル。

昭和の大林宣彦監督の映画や、小津安二郎監督の「東京物語」の世界に入り込んだような気分に浸れます。
ここで海を眺めながら、何もしない贅沢な時間を過ごす。
これこそが、竹村家本館でしか味わえない最高の「大人の休日」ではないでしょうか。
🥢 3. 創業100余年の誇り。瀬戸内の恵みをいただく「懐石料理」
さて、旅の楽しみといえば、やっぱり食事ですよね。
竹村家本館は「割烹旅館」。つまり、料理そのものが主役級のお宿なんです。
ここでは、瀬戸内海の新鮮な魚介類を使った本格懐石料理をお部屋でゆっくりといただくことができます。


🐟 尾道といえば、やっぱりお魚!
特に味わっていただきたいのが、瀬戸内海で獲れた新鮮なお魚たち。
季節によって内容は変わりますが、オコゼやアコウなど、この地ならではの高級魚が登場することも。
素材の味を最大限に引き出す職人技は、さすが老舗割烹といったところ。
温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに。
仲居さんが絶妙なタイミングで運んでくれるお料理を、自分たちだけのプライベートな空間で味わう。
バイキング形式も楽しいですが、こうして一品一品と向き合う食事は、心まで満たしてくれます。
📻 4. 不便ささえも愛おしい、レトロな体験
正直にお伝えすると、竹村家本館は最新のホテルとは違います。
エレベーターはありませんし、建物は木造なので、多少の音や隙間風を感じることもあるかもしれません。
でも、それがいいんです。
- 階段を一段ずつ踏みしめる音
- 木造建築特有の木の香り
- ガラス戸がカタカタと鳴る音
それらすべてが、「ああ、いま私は歴史の中にいるんだな」という実感を与えてくれます。
便利すぎる日常から離れて、あえて「不便さ」や「古さ」を楽しむ。
そんな心の余裕を持つことで、旅はもっと豊かになる気がしませんか?
『竹村家本館』宿泊予約
じゃらんnet
【スタンダード】眺めは海 BGMは波の音 お部屋食でゆっくり寛ぐプラン
1部屋 大人2名 宿泊料金 52,800円~
(お一人26,400円、税込・サービス料込)
マツコの知らない世界【竹村家本館】紹介
11月25日 火曜 20:55 -22:00 TBS1
マツコの知らない世界安くて穴場・今泊まるべき文化財第2弾!ノスタルジック温泉宿&老舗冬絶景 来年オープン多数!知られざる名建築宿一挙紹介/元銀行・元料亭・元監獄まで!?全国激レア文化財宿/古い空き家が宿に再生!歴史感じる尾道を一望・一棟貸し贅沢宿/1泊1万円以下も…人里離れたレトロ温泉街が今狙い目
ご視聴ありがとうございました‼️
— マツコの知らない世界次回11/25(火)よる8時55分〜泊まれる文化財・防災無線チャイムの世界 (@tbsmatsukosekai) November 18, 2025
来週は👤
ノスタルジーに浸る...!
🏨\泊まれる文化財・防災無線チャイムの世界/🌆#安くて穴場_今が狙い目の文化財お宿集結#来年新オープン_貴重名建築に泊まるチャンス#都会の喧騒忘れる厳選レトロ温泉街宿#夕焼け小焼けだけじゃない全国防災チャイム pic.twitter.com/uVyI2tS3TT
🎒 まとめ:尾道で「本物」に触れる旅を
竹村家本館は、ただ寝泊まりするだけの場所ではありません。
明治35年から続く歴史の一部になり、日本の古き良き建築美と、瀬戸内の豊かな自然を五感で味わう場所です。
- 歴史や建築に興味がある方
- 静かにゆっくりと海を眺めたい方
- チェーン店ではない、心のこもったおもてなしに触れたい方
そんな方には、自信を持っておすすめできるお宿です。
次の尾道旅行では、ぜひ竹村家本館で、時を超えた特別な一夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?
きっと、忘れられない思い出になるはずです。
※記事の内容は執筆時点のものです。最新のプランや料金は公式サイトをご確認ください。
